離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─



「ハミルトン領民が感染しない理由は、朝昼晩と毎日このモミ葉を食すからじゃ!」


マジかよ、と顔に書いたエドワードがザラの推論に釘付けになる。


「我もハミルトン領に越してからこの習慣を守ってきた。

王都で暮らすヨハンも故郷恋しく、この習慣を守っておる。最前線で医療現場にいるヨハンもいまだに感染しておらん!」


ザラは全てのものに聞こえるように、堂々と大きな声を張り上げて論理を詰める。


「我がモミ葉を大量に送りつけていた実家リベルタ族でも感染はゼロ!

ちなみに、ルドルフもジェニットから送られたモミ葉を毎日食していたに違いないぞ!」


エドワードについて来ていたルドルフがいきなり矢面に立たされて、居心地が悪くなった。だが、確かに毎日モミ葉を食べていて、しっかり元気である。


「この事実を見逃す阿呆ではないな!エドワード!」