離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─



真偽のほどはわからないが、普段香水を使わないザラが香水を使った思惑を想像してエドワードは顔が歪むくらい嬉しさを噛みしめてしまった。


会えない時間の愛を育てるのが香水だ。


ザラが真実の愛を探す旅に出るなんて意味不明だと思っていたエドワードだったが、意外や意外に距離を置く効能はあるのかもしれない。エドワードはザラへの愛しさがますます溢れてしまう。


「ザラ、大好き。愛してる。早くもう一回結婚しようしようしよう」


眠るザラをぎゅっと抱きしめて、首筋の香りに愛を感じて、エドワードは朝までザラのことだけを考えた。

男女が一緒のベッドに上り、足にキスし続けて、抱きしめて。それ以上何もないままに朝を数えきれないほど迎えている。


これを真実の愛と呼ばずに何と呼ぶのか。

エドワードはザラに教えてほしいくらいだ。