離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─



ぐっすり眠りに落ちたザラの隣に寝転んで、エドワードはザラの額に触れるだけの可愛いキスを落とす。幻の足の痛みが終わったら、抱っこして寝てもいいことになっている。二人の決め事だ。


エドワードは遠慮なくザラを背後からふわふわ抱きしめて首筋の香りを嗅いだ。


「あれ、この香りって」


ザラの首筋からはエドワードが贈った香水が薫っていた。まさかとは思うが、エドワードが贈った香水で痛みを紛らわそうとしてたのではという推論が湧いた。


(僕のこと待ちきれなくて、とか?)