離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


エドワードの眉がピクリと痙攣した。ザラの愛を手に入れるためなら、何でもできるつもりのエドワードだ。


だが、国王として、民を捨てて平民になることは不可能と言わざるを得ない。

エドワード自身、国王であることに誇りを持っている。


エドワードの誇りをわかっているからこそ、ザラはこの試練を突き付けた。


「言うまでもないが、民を裏切るような行為は許さん。国王として民への義務を果たし、


民に『最大の利益をもたらした上で国王を辞めてみよ』」


ザラはフフッと口角を上げてニヤついた。

やっとこの激重幼馴染を振りきって自由になれるのかと思うと、笑みが湧いた。



(長い付き合いだが、ここでお別れじゃエド)