だが、旅に出て初めてエドワードが来るのが遅れた。こんなに長い間一人で痛みと向き合ったのは初めてだった。こんなに心細いとは知らなかった。
一人で耐え難いほど辛いだなんて、こんなに自分がか弱いだなんて、ひどく思い知らされた。それほど、ザラを襲う痛みは容赦なかった。
どうしようもなく痛んで苦しい想いを、ザラはやっとエドワードにだけ吐き出すことができる。
「痛い」
吐き出した言葉と共にザラの瞳から涙が流れた。初めて一人で耐えていた孤独な痛みと寂しさが自然と溢れかえった。
「一人で……心許なかった。そなたがおらんせいじゃ」



