離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


(もしかしてザラ様って……エドワード様にガッチガチに男から遠ざけられてきたのでは?)


今日一日ザラの背後にくっついて全方位威嚇するエドワードの圧は尋常ではなかった。あ、あそこ行ったら死ぬと誰にでもわかった。気づかぬはザラばかりだ。


「まあ、ジェニットのように愛嬌が良いわけではないから、モテんのは仕方ない。ジェニットは可愛くてモテるぞ、我が保証しよう」


クスクス楽しそうに笑い始めたザラに、ジェニットは釣られたふりをしてうふふと愛想笑いしておいた。エドワードの黒いところを言ってはいけない気がして胸がドキドキしてしまった。


(ザラ様が恋を自覚できないのは、エドワード様が過保護過ぎたから?

あれこれって自業自得?

あれ?これは俗にいうざまあでは?)