ジェニットの顔が首から額の先までだんだんと赤くなる。そんな素直な反応をしてはからかいたくなるというものだ。
ジェニットが纏う酔いそうなほどの甘い香りは、ルドルフの初恋の香り。
ザラが纏うのは、エドワードが深く理解した相手への積年の想いを乗せた愛の香りだ。
「初々しくて良いの」
真正面に座ってニヤニヤするザラからの視線が痛いジェニットは、ザラの恋愛事情についても聞いてみたくなった。国王様とのいちゃいちゃを見せられて、口を噤んでおけないのが乙女である。
「ザラ様は!アンドリュー様と国王様、どっちとお付き合いされているのですか?!」



