離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─



エドワードがザラのためにモミ葉香水を買うことなんて決定事項。えー!買ってくれたの?なんて飛び越えて、すでに興味はどんな香りを作ったのかにある。それくらい二人は以心伝心だ。


「良い香りじゃ」

「でしょ?ちょっとクールに始まるけど、最後甘い香り。僕を翻弄してやまないザラにぴったり」

「もらってやろう」

「いくらでも贈るよ。買い占めようかな」


香水を吹き付けたザラの手首を、エドワードがクンクン嗅いだ。その行為をとがめるわけでもない。ザラには慣れたエドワードの距離だ。


「それは商売の邪魔じゃ」

「ザラはすぐプイッてするから。可愛い」

「エドってすぐ重くするから、重い」

「マネっ子かわいー!」

(こ、国王様とザラ様の関係って?!ももももしかして恋人?!)