ルドルフは優しく朗らかに微笑むジェニットの笑顔に、胸が痛いくらいドキドキした。喉にこみ上げる甘い想いを飲み込んで、ゆっくり口を開く。
「彼女とはまだ、出会ったばかりなのです。ですが、好きなものを元気に語ってくれた姿がその……」
「お可愛らしくて?」
言葉に詰まるルドルフの言葉をジェニットが引き継ぐと、ルドルフが耳先を赤くしてコクンと頷く。ジェニットはますます喉に苦い味が上がって来るのを飲み込み続けなくてはいけなかった。
「何度も、また会いたいと思ってしまって」
「夜も眠れませんか?」
「……そんな日もあります」
顔を赤くしたルドルフがまっすぐにジェニットを見つめてぽつぽつと言葉を紡ぐ。言葉少なだが、熱い想いが伝わってくる。



