離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


(ルドルフ様は一体どんな方に香水をお贈りになるのかしら?素敵な方ですもの。きっと素敵な彼女様がいらっしゃるに違いないわ)


ジェニットは胸がキュっと狭くなって、喉に苦い味がした。


(わ、私ったら何考えてるの、お仕事だから!)


ジェニットは個人的な苦い気持ちを飲み込んで、緊張した面持ちで正面に座っているルドルフに笑いかける。


「ルドルフ様、良ければ意中のお相手についてお話しください」