ジェニットがルドルフの返答にパッと顔を明るくした。ザラと領民女性たちと共に作って来た販売戦略はまさしくそれだ。男性の手から香水を女性に贈らせる販路を狙っていた。
「香水って、もしかしていっぱい種類があるの?」
最前列でにこにこしていたエドワードが質問すると、ハイそれ待ってましたとザラが優雅に微笑む。
「そうじゃ。多様な香りの中から、愛する彼女にぴったりの『世界に一つだけの香水』をつくってみたくないか?」
「えーなにそれ面白そう!やるやる!僕やりたい!」
「こ!こちらに試供品をご用意しております!ぜひ調香師と相談して、意中の方に似合う香りを調合してみてください!」
ジェニットが机の上に並べた試供品一覧を、立ち上がったエドワードがさっそく試していく。
「こんなの贈ったら、絶対惚れさせちゃうね!」



