離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─



質問した女性がまたにっこり笑って大いに納得したと訓練へ戻って行く。ジェニットはザラの持つ豊富な商売技術には学ぶところばかりだ。


訓練の見回りを終えたザラは、ジェニットを伴い再び椅子に座った。モミ茶を嗜みつつ宿題の続きに戻る。二人はひどく多忙なのだ。


「うむ、ジェニット。新聞に関する件、素晴らしい着眼点と考察じゃった。

だが、誰しもジェニットのように、エドワードが悪くないとは考えることができん」


ジェニットはそうかもしれないと考えた。ジェニット自身もザラに良く考えるように言われて、初めて新聞に違和感を持ったからだ。


「そうですね……みんな新聞を鵜吞みにします」

「情報を集め、分析して考えるためには最低限の教育が必要なのじゃ。だがこの国にはそれがない」