ザラは彼女たちを一流の調香師と言う名の商売人に育てるのつもりだ。商売の技術を身につければ一生食いっぱぐれない。
領民女性たちはお互いが客役と調香師役に別れて訓練に挑戦していた。一緒に訓練を行っているジェニットが、ザラの元に休憩にやってきた。
「お疲れ様です、ザラ様」
「ああ、良い感じじゃな」
「私もみんなもだいぶコツがつかめてきました」
ジェニットはふうと息をついてザラの隣の椅子に座った。ジェニットは休憩と言いつつも休む暇もなく、新聞を取り出してザラに見せた。
「ザラ様、宿題について考えてきました」
「聞こうか」



