離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


大混乱の増税発表を終えて、深夜にエドワードがルドルフの私室を訪ねた。ルドルフの首には湿布が貼られていた。


「ケガさせて悪かったね」


エドワードがルドルフの傷ついた喉を撫でると、ルドルフはにこりと笑った。


「いえ、兄様の迫真の演技に心震えました。さすが兄様です」


蛙腹大臣を中心にエドワードを王座から引きずり下ろす計画が裏で進み、市民のエドワードへの不満は爆発寸前だ。エドワードが作ったざまあ作戦の脚本通りに事が運んでいく。


「ルドルフの演技もなかなか真に迫ってたよ」

「ありがとうございます」