城内で不穏な空気が出始めていると同時に、エドワードは市民を煽るのも忘れなかった。
貴族、市民、全員にもれなく嫌われてこそ、可及的速やかに国王を辞任することができるのだ。
本日は増税発表式典である。
増税発表です!なんてそんな厭らしいことをしなくてもいいのに、わざわざエドワードが企画した。もちろん市民からエドワードへの恨みつらみを集めるためである。
王城の城壁の端から顔を出したエドワードが、城の周りに集まる市民を見下ろした。
エドワードがにこやかに優雅に王族のご挨拶であるお手振りする。
「みんな、集まってくれてありがとう!」



