「何をぉお!」
「未来へ投資、とか言っても意味がわかんないよね?説明してもムダだから、しないんだよ僕は」
エドワードが両手の平を空へ向けて押しやってフッと嘲笑すると、貴族は顔をカッカさせた。
エドワードの右隣に着席しているルドルフが、資料を読み込んでから静かに声を上げる。
「兄様にもお考えがあるのは理解しています。しかし、この予算はあまりに性急です。もう少し時間をかけて議論してもよろしいのでは?」
「お前の意見なんて聞いてないよ。ルドルフ。あーもう議会なんてムダムダ。全部僕の言う通りやってればいいんだよ。
国王独裁権、執行ね。
その予算は通りました。ハイ、終わり」



