離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


エドワードは議会室の扉を開けて、マントを翻して上座に偉そうに座った。

議会室では、長テーブルの周りに大臣貴族たちが集まり、エドワードの右隣にはルドルフが着席した。


「さあ、じゃあ予算会議でも始める?」


この議会での最高権力者は国王エドワードである。エドワードの軽い声を合図に大臣の地位を持つ貴族たちが立ち上がり、糾弾し始める。


「陛下!この予算はどういうことですか?!」

「こんなありえない額の予算を通すわけにはいかない!」

「これを作ってどうしようと言うんですか陛下!」


エドワードが明るい窓の外に視線を飛ばして、小指で耳をかっぽじっている。真面目に聞く態度ではないことが明白だ。その態度一つでエドワードは大臣たちの腹を煮えくり返らせる。


「はいはい、そう言うと思ったよ。目先しか見えてないお前たち愚民はね」