キスの距離からプイっと顔を逸らしたザラは、エドワードが顔の横に置いた手を押しのけた。私室のドアをあっさり開けて中に入って行く。
しっかりあっさり誘われて、さっと引かれるとモジモジが極まるエドワードだった。
これだからザラは好きなんだ!
「ザラったら駆け引き上手のお誘い上手からのプイッが最高に可愛いから好き!ゾッコン!もう君以外愛せないから!」
「知っておる。そなたの告白は聞き飽きた。ではおやすみ、元夫様?」
ザラは閉まりかけたドアの隙間から、心底意地悪楽しそうな笑顔で手を振った。
「僕をたぶらかして翻弄する遊びしてる時のザラの顔ほんと好き!もっとして!」
エドワードのザラ好きポイントは細かかった。それを語り始めれば確かに朝までかかるのだろう。
華麗に去って行くザラに見事に翻弄されただけのエドワードは、愛する彼女に振り回される悦びに崩れ落ちたのだった。



