「愛・・・してる。」


「よく言えました。」


長い長いキス。


「明日から学校だぞ?」


唇を離したあと、龍矢がそう言った。


「知ってる。龍矢も先生に戻るんだよ?」


「分かってる。お前も生徒だ。」


「龍矢が担任じゃないかもしれないけどね。」


「それは、どうだか。」


「なに・・・それ?まさか・・また?」


「さーな。俺は知らない。」


ニヤッと笑って、また龍矢は私の唇を奪った。


ずっと一緒にいたいから、龍矢が担任でもいい・・・


そう思ってしまう私は、龍矢に相当惚れてるのかも。


秘密な関係はまだまだ続くけど、龍矢と一緒なら何があっても乗り越えて行ける。


愛してるよ、龍矢。


心の中でそう告げると、まるで私の心を読んだかように、甘い甘いキスが降ってきた。