大人っぽいドレスに、童顔のわたし。
「あっ、陽向くん……」
陽向くんは、わたしと大違い。決まっているな。
さすがの陽向くんも、こんな似合わないドレスを着たわたしを見たら、引くよね……?
「茉莉花」
「うん?」
「そんなさ……格好で近づかれたら俺ちょっとやばい」
やっぱりそうだよね……。
わかっていたとしても、やっぱり言われるとつらいや。
「なんでこんな可愛いんだろうな」
「ふぇ!?」
「茉莉花って、可愛いからなんでも似合っちゃうんだよ」
「えっ……! ええっと……」
可愛いからなんでも似合っちゃう……?
さっきから、言われることが予想外すぎて、頭が追いついてこないんだけど……。
「ドレス着てる茉莉花は、俺にとって正真正銘の姫でしかないから」
「でもさ」
「やっぱり……俺は茉莉花にシンデレラやってほしかった」
「しん、でれら?」



