愛されたいと願って



水島さんも……?


大人っぽいから、私よりも年上だと思ってた。


っていうか、ここにいる人は私以外全員大人っぽいけど……


「そうなんだ。水島さんもだとは思わなかったよ。じゃあ、心愛ちゃんって呼ばせてもらってもいい?」


「もちろんええで!さん付けよりもちゃん付けの方が友達って感じがして嬉しいわ!」


友達……


そっか、友達なんだ……


友達とは無縁の私だったから、嬉しくなって笑った。


「はぅっ。アカン、女であるうちもキュンときたんやけど!」


「何気持ち悪いこと言ってるの?光浦」


「冷泉、酷いで!そないなこと言わんでもええやろ!」


「事実だと思うけど」


「仮にも女の子にそないなこと普通言う!?」


「まぁまぁ、落ち着いてよ、心愛」