僕じゃなくて、他の男子に目を向けろよ。
こんなルールに厳しくて、目を吊り上げてる男の隣にいるより。
太陽みたいに明るくて、人に元気を与えられる男子といた方が楽しいはずだろ?
だって亜里沙がまさに、太陽みたいな性格なんだから。
僕にはまぶしすぎだ。
同類を選べ。
笑ってばかりいる男に、幸せにしてもらえ。
「織姫たちが困っちゃうなら、直月が叶えてよ」
「は?」
「私の願いを叶えられるのは、この世で直月だけなんだよ」
そんなことを言われてもなぁ。
「何回も言ってるが、僕は校則を守らない女子とは付き合えない」
「だから直月が付き合ってくれれば……、、、って。……っ……、えっ?」



