「私が神様なら、全員の願い事を叶えてあげるのになぁ」 「太っ腹な神様だな」 「直月の願いは、私が叶えてあげるから安心して。願い事、短冊になんて書いたの?」 「……」 「黙ってないで、教えてよ」 「嫌だ。亜里沙が怒りそうだから」 「言ってくれれば、直月の願いを叶える神様になってあげるのに」 「絶対、叶えてくれるんだろうな?」 「しつこいなぁ。私のことを信じて!」 「はぁ~もう、しょうがない」 「それで? 直月は短冊に、なんて書いたの?」 それは……