直月くんは、キケンな恋に沼りたい



アハハハ……

相変わらずの辛口ですね。


まぁこれくらいなら

猫ちゃんの甘噛みくらいしか、ダメージがないからいいけど。



「今まではずっと髪をおろしてたでしょ?でも、変化をつけなきゃ、直月に飽きられちゃうかなって焦っちゃって。オシャレに変化は大事だね。うんうん、大事大事」


「学校にオシャレをしてくる人の、気持ちがわらからない」


「ピンクのウサギちゃんみたいで、私のことを可愛いって思ってるくせに。素直になりなよ」


「こんな派手なウサギがいたら、ライオンもビビって逃げてる」


「……派手かぁ。よく言われる。でもでも、勘違いしないで。化粧はしてないからね」


「それは見ればわかるが」


「顔面パーツの全てが大人っぽいって言われちゃうから、あえて髪をピンクにしたんだよ」


「どういうことだ?」


「私服で道を歩いてるとね、よくOLに間違えられるの。お酒飲みに行こうって、誘ってくる男とかいてさ。髪の色だけでも、幼くしとこうかなーって思って」


「それは危ないじゃないか。大人に相談した方が……」