直月に触れたくて。
唇の甘さを感じたくて。
直月のネクタイを、自分の顔の方に引っ張っていく。
欲望が抑えきれなくなると、私ってこんな大胆な行動に出ちゃうんだ。
直月とキスがしたい。
お互いの唇が触れ合うまで
あと3秒……
2秒……
1秒……
待ちきれなくて、私はすっと瞳を閉じた。
大好きな人の唇の感触、堪能できると思ったのに……
あれ?
体が後ろに傾いていく。
私の背中は、直月の腕が絡まっていて。
瞳を開けると、オスっぽい表情の直月の顔が。
直月は長テーブルに、私を仰向けで寝かせると
バン!
私を捉えるように、両手を私の顔の横についた。



