「うわっ」と声をもらしながら立ち上がった直月は、キョトン顔。
亜里沙は何をするつもりなのか?
そんなことを考えているかのように眉をひそめ、心配顔で私を見つめてくる。
今の直月は、ネクタイを締めていない。
シャツのボタンは上から3つもあいていて、浮き上がる鎖骨がワイルドでたまらない。
普段とギャップがありすぎて、悩殺されちゃうよ。
ほんとしびれる。
たまらなくカッコいい。
ちょっと悪っぽい直月なんて、今まで見たことがなかったから。
でも……
私に合わせようとしなくてもいいんだよ。
直月は直月のままで。
自分の信念を貫きながら、自分らしくいてくれればそれでいい。



