直月くんは、キケンな恋に沼りたい


「えっ? ああっ…、亜里沙?」


テーブルの反対側から私が飛んできたことに、直月は目を丸くして驚いているけれど


「100点満点でしょ? イェイ!」


両手ピースの満開笑顔。

直月の真ん前に立ち、私はキラっと輝かせる。



こらえきれなくなった笑いを、ブハっとこぼした直月は


「やることが、派・手・す・ぎ!」


椅子に座ったまま、私のおでこをツンと押した。



「顔面パーツも派手って、よく言われるけどね」


アハハと笑いながら、私はどや声を返す。




フフフ、作戦成功かな。


嬉しいよ。

私のぶっとんだ行動が、直月の笑顔を引き出せたこと。


もっともっと、直月には幸せを感じてもらいたいな。



少し悩んで、ピカンと閃めいたあるアイディア。


私は微笑んだまま、直月の手首を引っ張った。