机を挟んで、私の目の前に座る直月。
罪悪感にさいなまれ、自分自身の言動を強く反省するかのよう。
「はぁ~」と重い溜息を吐き、額に手を当てうつむいている。
直月には笑っていて欲しいのにな。
風紀委員の腕章をして、毎朝校門に立っている時みたいに、凛と背骨を伸ばしていて欲しい。
直月の表情を煌めかせるため、私に何ができるのかな?
私たちを挟む長テーブルが、邪魔に思えてしょうがない。
もどかしさが鈍く疼く。
お互いの心の距離、机のせいで縮められないよ。
直月の吐息を感じられるくらい近くに行きたくて、私は立ち上がった。
長テーブルに右手の平をつく。
足の裏で床を蹴り、宙を舞う体を傾けた。
幅が70センチくらいしかないテーブルだもん。
ジャンプで飛び越えるなんて、余裕余裕。



