「直月が私のことを一生懸命考えて、選んでかけてくれた言葉だもん。泣かないで偉いって褒めるてくれて正解だよ。私の気持ちをわかってくれたんだって、嬉しかったし」
「僕がかけたあの言葉が、亜里沙に呪いをかけてしまった。 悲しい時も涙を我慢するようになったのは、僕のせいだ」
「ちがうよ。直月は全く悪くない」
「……でも」
「泣かないで偉いって言ったくせにって私が直月に怒鳴ったのは、失恋の悲しみに耐えられなかったからなの。直月が悪いところなんて一つもないの」
勝手に直月を好きになって。
ウザいくらい、何度何度も告白をして。
失恋したと思って、怒りと嫉妬まみれの大爆発。
精神年齢、低すぎだったよね……私。
「酷いこと言って、直月を傷つけてごめんね」
「僕の方こそごめん。亜里沙が僕の誕生日に作ってくれたマカロン、生活指導の先生に渡してしまって」
「そのことはもういいって。先生から返してもらったし」
「だが……」



