直月くんは、キケンな恋に沼りたい



判断ミスをしちゃったっぽい。

なんてことをしでかしちゃったんだろう、私は。


壁に背を向けて立つということは、目の前に直月の顔があるということで。


見上げた瞬間、速攻で後悔に襲われちゃった。



直月、なんでそんな顔をしてるかなぁ。


りんごみたいに顔面が真っ赤。

耳の端まで色づいているなんて。


恥ずかしそに、口元を肩で隠しているし……



照れって伝染しちゃうんだよ。

心臓がバクバクしすぎて、息をするのもしんどいよ……




至近距離で絡み合う、お互いの視線。


「慣れないことしをしている自覚はある……。だから亜里沙、見ないで欲しい……。僕の顔なんて……」


直月はオロオロしながら、私から視線をそらしたけれど。



私を逃がさないためかな?

恥ずかしさと戦いながらも、直月は両手を壁についている状態で。


ほどよく筋肉のついた両腕に囚われているのは、間違いなく私本人で。


唇同士が重なってしまいそうなほどの近さに、ドキドキの爆音が耳の中で激しいビートを刻んでしまう。