直月くんは、キケンな恋に沼りたい


『お兄ちゃんのアドバイス、信じていいんだよね?』


『俺は暴走族の元総長だ。どれだけの男に囲まれてきたと思ってる? 男心は熟知してるから安心しろ。俺の言う通りにすれば間違いない』



……ホントかなぁ。



仁王立ちで自信満々なお兄ちゃん。

バカな私は、半信半疑のまま実行してしまったんだ。



春休みが終わり、桜が舞い踊る高2の始業式。


私は高校の門をくぐった。

金色に染まる髪を、春風になびかせながら。



膝よりだいぶ上に、短くカットしたスカート。

禁止のピアスとネックレスを身に着け。

胸もとのリボンはもちろん無し。



初日は、彼に顔を覚えてもらう。

それが目的だったのに……


『校則違反だ!』


門をくぐったところで呼び止められ


『2年だよな? 名前は?』



マカロン君に話しかけられてる?


……どどど、、、どうしよう。


ドキドキで目が回り始めた私は、確実にてんぱりモード。