直月くんは、キケンな恋に沼りたい



二度と会えない最悪な未来が、脳をかすめる。


不安の闇に引きずり込まれるような。

そんな耐えがたい恐怖に襲われ、私は気を失いそうになってしまった。



電話を切り、深呼吸をして冷静さを取り戻す。



お母さんに言われた。

妹の穂乃果(ほのか)を連れて、病院に来て。

お母さんとお父さんとお兄ちゃんは、仕事場から直接向かうからって。



落ち込んでいたらダメだ。

私がしっかりしなくちゃ!



小2の妹を連れて、タクシーで病院に向かう。

病院についた。

病室のベッドには、目をつぶったままのおばあちゃんの姿が。



目覚めなかったらどうしよう……

このまま天国に行っちゃったら……

そんなの絶対に嫌だよ!


眠ったままのおばあちゃんを見て、私は不安に押しつぶされそうに。



『お姉ちゃん、ばぁば死なないよね?』


『……ほのか』


『大丈夫だよね? ねっ、お姉ちゃん!!』