直月くんは、キケンな恋に沼りたい



うわっ。

……だだ…だから、不意打ちはやめてってば。


直月ってば、私の心臓を過信しすぎじゃない?


大好きな直月にドキドキなことをされたら……

心臓が過労で、ぴたっと停止しちゃうんだからね。




私の右手首が熱い。

手首の脈なんて、はち切れそうなくらいキュンキュン飛び跳ねている。



直月の大きな手のひらで手首を包み込まれたまま、直月の半歩後ろを黙ってついていく私。



勘違いだってことは、わかっている。

わかっているけれど……


『亜里沙、行くぞ』


『学園中の人たちの目を盗んで、二人きりになれるところ』


そんなことを言われたら、思っちゃうんだよ。

直月に告白された?って。


私の腕、直月に掴まれたままだし。