「直月はちゃんと授業に出た方がいいよ。風紀委員でしょ?」
「今だけは、真面目な優等生をやめる」
「えっ?」
「自分が変わらないと、欲しいものは手に入らないから」
そう言いながら、シャツの襟に巻かれたネクタイを、スルスル~とほどいた直月は
「ワルい男の要素も取り入れないと、僕が好きな女性の心は奪えないみたいだしな」
シャツのボタンの上から3つを、綺麗な指で外している。
いきなりさらけ出された、直月の鎖骨。
キリっとした騎士顔に、ワイルドさがプラスされ
なんか、魅惑のフェロモンを出してない?
私は、目のやり場に困ってしまう。
カッコよさ倍増だよ。
私の心臓、ギュンギュン駆けだして肌から逃げ出しそう。
「亜里沙、行くぞ」
「あっ、えっ? どど…、どこに?」
「学園中の人たちの目を盗んで、二人きりになれるところ」
それって?



