「ストップ!
その先は羽那に直接言って。
いつになっても良いから、向き合って」



さっきまでの勢いはどこへやら?



女は冷静な口調になった。



きっと、女は、
俺に〝独占欲〟の答えを教えるために、
俺に色々言葉を言ってくれたんだと思う。



知らない女だけど、感謝だな..................



「あぁ。..................そもそも、お前だれ?」



心の中で、感謝しつつ質問をする俺。



「あー、私?羽那の親友だよ。王宮真子
羽那からはまこぴって呼ばれてるかな」



サラッと教えてくれる女。



羽那の親友は、
俺に、大切なことを、
──────〝独占欲〟の答えを、思い出させてくれ存在だ。