えぇぇぇいっ!



もうこの際どーんと来いだ!!!!!



ゆっくんからなに言われても受け入れてやる!



そう思って、ゆっくんを真っ直ぐ見る。



ジッと3秒ほど、
ゆっくんと目が合った瞬間。



「俺、〝姉〟とか思ったことないから」



真っ直ぐ言われたその言葉は、
私の心にズシンと重くのしかかった。



運動会や体育祭で、
万年ビリの姉なんて、恥ずかしくて、
〝姉〟なんて思えないよね、ゆっくん.............



(ごめんね、ゆっくん...........................)



全校生徒の前で、
かなりハッキリ衝撃的な言葉を言われてしまうほど。



私は、
ゆっくんにとって、〝姉〟失格なんだと思った。