「しゃーーーっ!告白だったね!」



私の目の前で、
今度はウインナーを頬張りながら、
ガッツポーズをしているまこぴ。



「ぅ、うわぁぁぁぁぁ!ゆっくんのばか!
こんの、初恋クラッシャーめっ!」



半分悪口のような言葉を繰り広げる私。



ゆっくんが入学して、まだ1ヶ月と少し、
私の通う学校でゆっくんは、すでに有名人。



女の子の〝初恋〟を奪っている男の子。



なんだけど..............................



〝初恋〟を奪っておきながら、
決して、YESの返事をしないゆっくん。



「そろそろ彼女ぐらい、
作りやがれ初恋クラッシャー、ゆっくん!」



姉としては、心配で、
逆に彼氏が作れない状況なわけ。