たぶん、
〝羽那を独占したい〟って、
気持ちが出過ぎた結果だと思う。



俺が言葉を出すと、
久しぶりだからか、羽那は喜んで、
寝る準備をしに行った。



その喜ぶ姿が、
また〝可愛い〟くて、誰にも見せたくないと思った。



俺だけの腕の中に閉じ込めておきたいって。



羽那が、俺以外の男を知らなければいいのに。



そんな風に思う、
〝羽那を独占したい〟って単純に思うだけじゃない。



もっと、ドロドロしたような感情。



俺がこんなこと思ってるなんて、
羽那は知らないだろうけど。



俺は、父さんに似て、
そーとー、独占欲が強いらしい..................