羽那が寝たあと、父さんからLIMEが来た。



父さんと母さんは、
残業で遅くなるだけだったのに、
そのまま、出張になったらしい。



だから、
俺はいつもより早く起きて朝食を作った。



朝食と言っても、
食パンを焼いて、
スクランブルエッグにソーセージを添えて、
それに、サラダがある程度の簡単なもの。



それなのに.................................



『こっ、これはぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』



俺の作った朝食を見て、驚いた声を上げた羽那。



『羽那が寝坊だから俺が作った』



サラリとそう言う俺の視線は、
昨日、俺が付けた羽那の首筋にあるキスマーク。