『祝福、されてるの?』



そう問いかけたながら、
あからさまに不安そうな顔をする羽那。



(これは、全部、話すべきだな、、、)



俺はそう思って、
羽那を連れて俺の部屋に行った。



もちろん、ちゃんと服を着替えてから。



今までのこと、
羽那は何も知らないから。



これは、俺の口からちゃんと言うべきだ。



羽那を安心させてやるためにも。



俺は責任を持って全部、羽那に話すべきだ。



「羽那、あのな、」



俺は小さく言葉を発した。



羽那が受け入れやすいようにゆっくり。



ゆっくり、丁寧に、言葉を選びながら話した。



ずっと羽那が好きだったことも含めて全部。