俺は空き教室に羽那と入ってすぐに鍵を閉めた。



──────誰にも邪魔されないように。



どこでキスしてやろうか考える余裕もなく、
羽那を衝動的に、壁に押し付けた。



ぶちかますのは、触れるだけのものじゃない。



最初から、強引に舌を入れて唾液ごと舌を絡める。



「んんっ.........ふっ、.........」



いきなり最初からぶちかましたキスを、羽那にするのは初めて。



だけど、必死でついてこようとする羽那。



行動も、言動も、ぜんぶ可愛い羽那。



(やべぇよ、俺は)



俺は、羽那とならずっとキスしてられる。



離したくねぇぇぇぇぇぇぇぇ!



羽那がいつも大声を出す理由が分かるぐらい、
羽那を離したくない俺。