〝よぎくん〟ってやつが、
俺の羽那にキスして、キスマークを付けた日。



ごほん、まだ、俺のじゃねーけど。



いつか、俺の羽那になる。



俺は〝あること〟をするために動いた。



それは、──────羽那が寝たあとのこと。



スマホの連絡先をタップして、
スライドさせながら〝ある人物〟のところを探す。



「あ、あった」



呼び出しボタンを押して、〝ある人物〟に電話をかけた。



----------プルルル、----------プルルル



電話をかけること2コール。



『おー、結都?どうした?』



電話をかけた相手は電話に出た。



〝ある人物〟は俺の小学生の時からの親友。