委員会の当番が終わって、
まさきちが家まで送ってくれた。



家の中に入ったところで、
私は、いま、ある問題に直面している。



「ねぇぇぇぇぇーーーーーーーー!!!!!
問題ありの義弟くぅぅぅぅぅん!!!!!」



遠くからそう呼んでも、
近くの耳元からそう呼んでも、
無視されている私。



むっ、こいつ、意図的か?と思うレベル。



「返事してくれないと、
晩ごはん決められないんですけどぉぉぉぉ!」



今日はあいにく、
お母さんもお父さんも、
仕事で遅くなる。ってことを、
家に帰ってから知った私。



だから、ちゃんとご飯を作らなきゃいけない。



〝姉〟である正義感から、
必死に話しかけているところなのだ。