「.........ん、」



消毒液のツンとする匂いが鼻について目が覚めた。



「あ、羽那!大丈夫?」



1番に目に飛び込んで来たのは、
心配した表情のまこぴ。



「まこぴ??」



私がいま、なんでここにいるかも分からないなか話しかけた。



「羽那、熱中症で運ばれたの!巳藤くんに!」

「よぎくんに、、、?メイド服見に行って、それで、、、」



そこから全く記憶のない私。



「羽那は休んでた方がいいよ!あとはこっちでなんとかするから!」



そう言って、
保健室を出て行ったまこぴ。



せっかくの文化祭準備期間なのに、
なにも出来ないのはモヤモヤする。