俺の予想とは裏腹に、
目の前にいる羽那は、口を小さく開けた。



「かわいすぎ、」



(あぁ、もう、止めらんねぇーよ、羽那)



俺はそうこぼすと、
羽那の開けている口に、グッと舌を押し込んだ。



「っ!んっ...............、」



たぶん、舌が入るなんて初めてだったんだろう。



一瞬、驚いてビックリする反応をした羽那。



でも、それは一瞬で。



すぐ、目を瞑る羽那。



「んっ......うぅ............」



俺の舌の感触に慣れない羽那は何度も甘い声を出す。



その甘い声が俺の気持ちを高ぶらせているのが分かる。



(やべぇ、まじで可愛すぎ、)



その夜、俺は羽那とずっと。



──────止まらないキスをしていた。