俺がバイト先から呼ばれて、
バイト先に言って戻ってきたとき。



羽那は〝男〟といた。



近づいて話しを聞けば、初恋のやつらしい。



しかも、その男は、
その場を立ち去るときに、羽那をネタにしやがった。



正直、イラっとした。



そのあと、羽那は落ち込んでたから。



俺は羽那を──────ギュッと抱きしめた。



ずっと抱きしめてたいと思った。



ずっと触れていたいと思った。



いまは、夏だ。



薄着をしている羽那。



袖から出ている腕はとても柔らかい。



柔らかいから、俺はやみつきだ。



その柔らかい肌に、
跡を残してやりたい気分になったけど抑えた。



抑えた俺は偉い。