チョコバナ飴を食べたあと、
私は普通ににゆっくんと歩いて。



焼きそばを食べたり、広島焼きを食べたり。



フライドポテトに唐揚げも食べた。



どれも絶品で美味しくて。



『いくらでも行けちゃう味!』



そんな声が出てしまったときも、
ゆっくんはちゃんと笑ってくれた。



そんなゆっくんは、いま、私の隣にいない。



夏祭りに打ち上げられる花火を見るために、
ゆっくんが見つけた穴場に着いたとき。



ゆっくんのバイト先から連絡があって、
ゆっくんは、私に『待ってて』と言い残していなくなってしまった。



もう、ゆっくんを待って、
30分も経ってるのに戻ってくる気配はない。



迷っちゃったのかな..................?



ううん。ゆっくんに限ってそれはないと思う。