体育祭が終わって1ヶ月ほど経った。



ゆっくんに、
〝1とうしょう〟のご褒美をあげてから、
私とゆっくんの関係は少しだけ変化した。



ゆっくんは私にあんまり反抗しなくなったし、
たまに忘れちゃうけど、
プレートの〝ルール〟も守ってくれるようになった。



〝1とうしょう〟のご褒美をあげて以来。



ゆっくんが、
〝ルール〟を守ったり、良いことしたときは、
決まって、私に〝ご褒美〟をねだって来るゆっくん。



〝ご褒美〟と言っても、あの日と同じこと。



ゆっくんが、
私の首元に顔を埋めて、ツーッと舐められて。



全身にピリッと、
電気が走ったみたいになる感じ。



なんで、それが、
ゆっくんの〝ご褒美〟になるかは未だに謎だ。