するとゆっくんは........................



「だいじょーぶ、怖くないから、」



そう言って、私の手を、
──────ギュッと握るゆっくん。



ゆっくんの手は暖かいなぁ!
なんて、安心した瞬間のこと。



さっきまで、
ゆっくんが舐めていた首元に感じたことない刺激が襲う。



「っ、ん、」



その瞬間、
全身にピリッと電気が走ったみたいになって。



その初めての感覚に、びくりと身体が震えた。



私は何がなんだか分からないのに、
ゆっくんは満足げな顔。



私を押し返すように、
ベッドから起き上がってから。



「〝1とうしょう〟のご褒美ありがと、」



そのひと言を告げて、
私の頭を撫でると、ゆっくんは部屋を後にした......



私は理解出来なかったけど、
私にとっては、
〝1とうしょう〟のご褒美をあげれたことが、
何よりも嬉しかった。