凛花と別れた後の私は最近ついた癖なのか、川の方へと歩いてきてしまっていた。ぐらりぐらりと揺蕩う頭。精神状態が、体までをも侵す。
草のクッションへ倒れ込むように身を預け、空を見た。時折奏でられる草音を耳に、思い耽る。
もし、陸が私の気持ちと同じくらい私を好きでいてくれたとすれば、今までどれだけ辛かったのだろう。私に彼氏ができる度に、こんなやりきれなさに襲われたのだろうか。苦しくて、切なくて、だけどどうすることもできないもどかしさに。
涙が真横に流れて垂れて、耳の穴が冷たい。今までどれだけ陸に対して身儘で、最低だったのか、この心の痛みが答えとなった。
暗い暗い闇の底。差し伸ばされる手はもうない。
草のクッションへ倒れ込むように身を預け、空を見た。時折奏でられる草音を耳に、思い耽る。
もし、陸が私の気持ちと同じくらい私を好きでいてくれたとすれば、今までどれだけ辛かったのだろう。私に彼氏ができる度に、こんなやりきれなさに襲われたのだろうか。苦しくて、切なくて、だけどどうすることもできないもどかしさに。
涙が真横に流れて垂れて、耳の穴が冷たい。今までどれだけ陸に対して身儘で、最低だったのか、この心の痛みが答えとなった。
暗い暗い闇の底。差し伸ばされる手はもうない。



